この事に関しては諸説あるようですが、前頁で祇園祭に用いられている神紋の説について書いていありますので、そちらを参考にしていただければと思います。
祇園祭のとき女性は山笠に触れてはいけないと言い伝えられています。期間中担ぎ手の男性も女性に触れてはいけないことになっています。一説には祭事の三ヶ月前から女性に触れてはいけなと言われています。精進潔斎をし、慎んで神事を行うのでしょう。 また、村では非常に興味深い言伝えがあります。それは、祇園祭を奉納する神様すなわち八坂神社(祇園社)の御祭神が女の神様だからだ言伝えられています。気性が激しい女神様が女性に山笠を触れられると“はらかかす(はらかく=怒る)”と云われています。前頁でも述べたとおり本来祇園社の御祭神は男の神様なので奇妙な謎です…
習慣性に異なる点があるかもしれませんが、博多祇園山笠の舁き手も女人禁制だそうです。
宗像三女神で有名な田心姫(タゴリヒメ)神は気性が激しい女神様と聞いたことがあります。素戔鳴尊が天照大神と誓約の儀式を交わしたときに誕生した三柱神(三女神)の一人です。田心姫神が祀ってある“海の正倉院”で有名な沖ノ島は女人禁制の島だそうです。
また同じ呼子町内加部島にある田島神社でもこの三女神が祀られています。
青年会の会長はじめ役員は真夜中に裸で神社を参ります。まず、海水で体を清め村にある三神社を参拝します。
喪に服している人は山笠に触れたり神社に入ってはいけないと云われています。 また、出産をされた方やその親族もこれに同じだそうです。
その年に厄年を迎えられる方は特別な祭事や奉納をします。特に女性が本厄を迎えられる家では「ながだご」と呼ばれる薄長く伸ばした団子にあんこを絡めた独特な団子を作って各家に配ります。厄年の方の奉納品は山笠の土台や鐘、太鼓、吹流し、幕、桶、御神酒入れなど様々です。
祇園祭の祭事に関する諸々の数は奇数にすると云われています。
たとえば、お供え物や奉納品、担ぎ手の休憩所にで振舞われる鉢盛の数など。
法 被、晒 し、腕抜き、地下足袋。
現在では晒しの下に白い短パンを穿くよう義務付けられています。
法被(前)法被(後)
勝 守…ちなみに法被の胸に付いている神紋は勝守」というそうです。図柄の構成は、巻物(=勝守)、蛇の目、勾玉、鎌、銀杏の葉、もう一つの葉っぱの様な絵柄は不明だそうです。
勝 守木瓜紋 注)上記神文のイラストは便宜上カラーを反転しております。実際の配色は、上記イラストの白い部分が黒、黒い部分が白となっております。
〒847-0302
佐賀県唐津市呼子町小友
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